とりあえず、 外へ出て行きましょう。 もうすぐで、ほら、もうすぐで、 川に出るはず。 目の前にある土手を下ろう。 すぐに、 今すぐに、 ほら! 海・・・見てごらん。 今日も晴れ。 ただ暮れてゆく陽に...。 最近、偶然に見る街の灯に・・ 何でんない、 ただ昇りゆく陽に・・・ 最低の日々は、僕の色に変わる。 ねぇ、 何故に? 早い終わり・・・。 こんな世間なんて、どう? ねぇ、そんなに クールになったって・・・・ もう、アホが。 こんな、勝敗ない自己の道筋に、 影落とす、 妙な足かせと傷に・・・。 想像だにしない明日の闇を、 この際何であれ、いい・・・ 終身刑であれ、いい・・・ 僕は撃つ! ねぇ、もろい流行り廃り・・・。 世も末なんて、こう? ね…みんな ねぇ、 同じもの欲しいくせに・・・。 とりあえず、 家へ向けて戻ろう。 もうすぐで、 ほら、もうすぐで、 夜になるはず。 まだ残る陽の明かりで進もう。 やけに、ほら、紅い空・・・ 今、見てごらん。 上空。 ほら、 妙な鳥の群れに・・・。 そいつを脅す、でかい飛行機の影に ・・・想う。 だんだん、ほら、 顔を見せる月も・・・。 この際何であれ、いい・・・ 何世紀であれ、いい・・・ 死んでからでも、いい・・・ 僕等、 飛ぶ。