名前のない夜 忘れていく前 静かに書き留めたい

歌詞

人生で1番 幸せにあふれていた あれは確か 何もなかった頃だ ここいら手にした物が増えていった バランスが取れなくなる ふらついてばっか 「むかつくぜ、なんか」 って疲れていた朝晩 泣いていた君が 抱きしめたかった 手の中のものを落とすことが怖く 固まる 賢しいふりをしてる 俺ほんとバカだ 怒声がリビングに響く 深夜2時 “生きること”に君も俺も みんな必死 歯軋りしたか また起きたら口 血の味 心を亡くすと書いて 最近ずっと忙しい 手に入れることとは つまり手放すこと 手放すとは すなわち 手に入れること 命は1つ それに目を凝らすこと 心が壊れたら できないよ 歌うことも たまには同じ時間にベッドに入ろう 初めてのデートで見た 映画を見よう 寝息が聞こえてきて ボリュームを下げる こちらに抱き寄せて 呼吸を重ねる 死んだら たぶん もう会えないから 当たり前の日常すら そう かけがえない 豊島の景色 思い出す なぜか今 瀬戸内は穏やかで 風は静か ふと目を覚ますと エンドロールで 俺にしがみついてる その細い腕 どこにも行かないよ そっと口付け 朝を配る カブの排気音が遠くで タイトルすらない この毎日が 何より 大切だと Believe my life 2人はよく似ていて 全く違う 「できる限り そばにいる」と 愛し誓う 全てを覚えているなんてことは 誰にも出来やしない 言葉にならない気持ちが多くて 戸惑ってる My life どこでもあるような日々でも 実際どれもが かけがえない 名前のない夜 忘れていく前 静かに書き留めたい