部活帰り いつの間にか鼻血が出ていた コントラストの 洪水の中をどうやって歩こうか たまに 君をからかいたくなるのはなんでか 時間は流れ空間は変わり 手は繋いだまま 彗星たちは魚のように泳いでどこへ 向かうのか 「あのときのこと覚えてる?」 覚えてないよ 恐竜の末裔が円になって歌っている 珍しい植物が妖しい光を放っている 僕らはなぜ生まれて なぜ死ぬんだろう 遠くのものは小さく見える 掴めそうな気がする もうあんなところにある たまに僕は ふと悲しくなるのはなんでか 四季は巡り 月 満ち欠け 手を強く握った 彗星たちは魚のように泳いでどこへ 向かうのか 「あのときのこと覚えてる?」 覚えてないよ あのときのこと以外は 部活帰り そんな空想をするのが好きだった 街灯の下で靴についた鼻血が 気になった