空 海 どこへも行ける 革と 糸が 揺らす空気が 意味と 波紋を もたらす魔法 始まるのはその指の先に 水も 息も 何もいらないのに なぜ まだ 急ぐように生きてるの ほら また 一人にするなら 心も身体もいらないのさ この一音が 鼓膜を揺らすのなら 気づいてくれよ 目を閉じてくれよ 渡すことでしか 思いは伝わらない 握った 手を解いてみる 今更 訪ねてみても 手も 顔も 触れられやしない でも そこに 居るのは知ってる 足元の星屑たちの中 まぶたを 擦りながら 夜 二つ 流れる時間に 今日は 少し 夜更かしをする 過ぎ去る時代を横目にして この一音が 鼓膜を揺らしてるなら 気づいてくれよ 目を閉じてくれよ うまく喋れないな。 ああ、息苦しいな、窓を開けよう。 空 海 どこへも行ける 革と 糸が 揺らす空気が 意味と 波紋を もたらす魔法 始まるのはその指の先に まぶたを 擦りながら 夜 二つ 流れる時間に 今日は 少し 夜更かしをする 過ぎ去る時代を横目にして 始まるのはその指の先に