防波堤を歩く足が妙に軽い 機嫌の悪い猫がこちらを見ている 焦燥を消して 逃避行みたいで 感傷を決して 晒さないで 汚れた手と膝をつき少し笑った お前は誰だこのからだを駆るのは もうマトモじゃいられない! 蜃気楼の中に楽園を見たの まだそこには行けなかったけれど まだ立てるのか 昨日のように胸を張って みんな同じような夢を観てる みんな同じように魘されてる ここでまた会えるかな 何もかもを間違っても 眠らない街は遠く対岸に据える まるで別の惑星みたいだったんだ お前は誰だこのからだを駆るのは もうマトモじゃいられない! 蜃気楼の中に楽園を見たの まだそこには行けなかったけれど まだ立てるのか 昨日のように胸を張って また会えるかな 目を覚ましてしまっても