時間は戻せない 二度とくりかえせない だけどこの歌は… 雨ざらしのゆりかご はねる油の音 あたり前のことが 消えぬように願ってみて 想像するより簡単なことってなに? 寄り道するたびに覚えたもの 虫の名前や本の匂い インクを飛ばしながら 散らかった頭の中描いた てっぺん宙返りの 仰天くるくるボーイ 指で髪巻いてあくびひとつ 案山子が睨みつける宇宙の 衛星は丸いプラムの種 Oh 壜の中へ 説明のつかぬあやふやなものばかり 投げ込んだりかきまわしてみたり ラララ… 合図は花火だったね 紙テープと垂れ幕 広告の裏のエスキース 箱の中味捨てやしないよ いくつかほどけぬ謎だってあるよ 通り過ぎてふと気になるような 呼び声はその心 こぼれた紅茶の海 無事を祈るテーブルの縁で てっぺん宙返りの 仰天くるくるボーイ 右を見て左見てもう一度 荷物が届くまでに この世界が終わらぬよう祈って Oh 何ひとつも 意味をなさない言葉や くだらないことを 貼り付けたり埋めりゃ 掘り起こしたり ラララ…