見えないあの温度は 嘘だったと笑った うらぶれた想いだけ ほのかに光るひとひら ひしめく後悔の音 善良と見紛うそれ 嫌気がさす自意識を ただ眺めていた その監獄の名前は夢 香り立つ甘い罠 「あなただけは醒めないで」 ずっと 記憶の輪郭だけを そこにあったことだけを 泣かない空の傀儡を 抱いて眠っていようね 「あなたなら」 綺麗に飾られた 舞台を降りられない 誰も私は見ていない 極彩色の虚飾の中 血反吐を吐いてもそれさえ 些細な演出でしょう その監獄の名前は夢 いつまでも見ていたいなら 同じ罪を背負ってよ ずっと 踵を鳴らした私を ドラマに閉じ込めたなら 鼓動を譲ってしまうの それが最期でいいの もう動かない私に どうか気づかないでいて どうか気づかないでね
