遠くでパレードが 反対方向向いて進んでも マーチを裏で取れ 書くものちょうだい 一番色の濃い 拍通り順に並べたら 隠れてる 見てる 笑ってる 一人の晩に 泣きながら書いた手紙や 焦げ付いた浅い怒りが こちらへ来いと誘ってる 俺はただ無数の窓を叩き割ったり 途中で眺めては 夢中で磨いたりした 後ろ向き歩くことが好き 巻き戻るはずの足跡や 全ての若い光が 向こうから手を振るから まだ君をここで待っている 風の向きさえも疑う お前もまた臆病な風 になって 部屋を吹き抜くとき ただひとつだけ連れてって 明日を待つ喜びさえ 手放しそうな弱さを 走り出した拍子に笑い声が白けて 始まりがきたと気付く