あどけない空 曇り 雪の降る音で消された モノクロに映る この内側に潜む 何かで 痛いだけさ 機械だけが正しいとされて 死人みたい 記憶さえもみてないフリ 当たり前の夜に歩く君 眠るように無表情さ 刻み込むように ただ並ぶ 肺が枯れる コールタール 霧雨のせい 少し濡れた 白く長い影 朝の 陽射しは ただ弱く笑った 下を向いて語る お前の先には 何もないみたい 無音 無味 消えないまま 期待さえも嘘になるように研ぎ 澄ます 言葉さえも見えないフリ 手探りで声を吐き捨てた 時が止まる 針が折れて 離れないように刻み込む 肺が枯れる コールタール 霧雨のように ざんざんと跳ねる 跳ねる