君に似た街の 鈍色の空 俯瞰した路地は 他人が多くて 淋しくなるよ 僕は歯車を 音がしたのは ただ頭の中 時計塔へ続く 石畳数えて 海へは出ない 道を折れる くぐもる声を かすかな風を 頼って赤い頰 眇めてももう届かない 僕だけが見る 視界の先に ディフューズ・イット ライト・アウト 虹色にトリップ レインコートをつたう しずくがきれいなまま消えた 意味のない意図で 編む言葉は 縦にも横にも 繋がらない 僕だけが見る 視界の先に ディフューズ・イット ライト・アウト 虹色にトリップ 雲の切れ間に光る 僕はやがて 痛みを忘れた