君と二人で歩く道には、 思い出という足跡が残る。 夏の匂いに誘われてきた 淡い夜に手と手を重ねた。 まだ慣れてない初心(うぶ)な僕でも 君は手を差し伸べてくれたね。 その何気ない気持ちが僕の 心を動かしてくれたから。 ゆっくりでいい そのままでいい、 君と合わせる歩幅でいいから。 余る程の愛を君に貰ったからさ 君といたいよこれから先も。 君が隣で笑ってくれてるだけで 僕は「幸せ」という意味を知れた。 線香花火が落ちる頃には、 君にキスしよう 夏のせいにしよう。 夕暮れ時のこの空の色 それだけで心は夏色で 線香花火が苦手な君 緊張で僕のが下手くそだった それを見て笑う君のその顔が 僕の夏を彩ってゆくからさ。 落ちないように離さないように 夏みたいに終わらないように この線香花火が落ちる頃には君に キスしようって決めてたね でも震えてた手 好きが溢れて緊張に変わってたね 隣にいるだけ それだけで幸せをくれたね これから先何年後も 僕の横にいて 君が隣で笑ってくれてるだけで 僕は「幸せ」という意味を知れた。 線香花火が落ちる頃には、 君にキスしよう 夏のせいにしよう。