どこで落としたの それとも最初から なかった? 傾いていく 気づきはじめた 今こそ そう 灯を消して 互いをのぞきこむと映る その中になら うそのないほんとうも あるはず 忘れたくないと 願う景色が 同じだってこと 忘れたくないなと 笑う君が かすんで いくこと 降り出したね このままだと 途中で 積もるままに この街ごと 埋もれそう でも 少しでもいい 時を超え残せるのならば 一度きり それこそが愛おしいと 思えた 台詞 いらずの 夜を まだ求めて 忘れるべきでない痛みですら ごまかせるのに 忘れないよという約束だけが 嘘でも 言えない 雪のような真っ白にまで戻りたい 考えてしまうこと 今でもあるよ 忘れたい 忘れない 忘れたくない 飾りじゃない想いは くくりつけたままで