言葉は飛行機のかたちになった 蒸気機関車のかたちになった トリケラトプスのかたちになった でも ぼくのかたちにはならない まま 化石した 胸を塞ぐ岩 流れる 時間がriver 子供のような (いつでもそうさ)怯えた 目つきで ウォータースライダー (運ばれていく) 生まれたときにはもう死んでいる (運ばれていく) とめどなく のどから 咳が溢れる ちぎれてつながる (つながりちぎれる) ちぎれてつながる 誰かの声は 自由をささやく けど この体は 動かないままだ 冬麗の吐息、プラム色のチーク 溶け残った雪、灰色の轍 踏まれる 紅葉、慰めのかたち 木の焼ける匂い、故郷は遠い かなたの夏霞、うずまく蝸牛 ふとめまいみたいに、季節はうつり またうたははじまり、 それから終わり ねえ 思い出は恋、故郷は遠い あ、あ、あ あ、あ、あ あ、あ、あ あ、あ、あ フラッシュバック 切れ切れに訪れる くらくらするほどに 甘くて あたたかい 景色をみてる 鼻をくすぐる香りはミルクで しがみついた ゆりかごで everyday 与えられたフレーズにくるまれ まぶたの裏 眺めてる ぼくら やさしくてかわいいエンゼル (運ばれていく) オートマティックな物語のうえ (運ばれていく) あらかじめ読まれた物語のうえで Oil paint みたく ざらついて 重なりあう 少年のレクイエム (憧憬と歌い続ける) かなしみは チープな duplicate 冬麗の吐息、プラム色のチーク 溶け残った雪、灰色の轍 踏まれる 紅葉、慰めのかたち 木の焼ける匂い、故郷は遠い かなたの夏霞、うずまく蝸牛 ふとめまいみたいに、季節はうつり またうたははじまり、 それから終わり ねえ 思い出は恋、故郷は遠い あ、あ、あ あ、あ、あ あ、あ、あ あ、あ、あ (片目を瞑った 街の梟 毎夜 廻した言葉のろくろ 泥と血液で汚れた 道路 75beats に委ねて flow)