ほら今さあ 掴まっておいでって 天から垂れてきた命綱 「御免なさい 疲れているんで」 君は寝ぼけ眼の返答 真夜中 脳を掻き毟るような 焦燥が とびきりに肥った不穏さを 待っていた 嗚呼いつか 君を災害に肖って あの黒い摩天楼から救い出していけ 愛していた 過去の傀儡になっていると 気づいたなら 何の合図も待たないで 其処から飛び出して 自分次第 解っていたって 今日も誰かの天気の支配下 「差した傘の所為で前が 見えないなあ」 そうやって自分の望みから 逃げるんだ ただ一回 今この時しかないを セーブして 次の瞬間 違うタブを開いてんだ 街中じゃ 怒る怪獣が蹂躙して 揺れる避難経路を駆け踊っていこう 共鳴した 君のサイレンを止めれぬと 言うのなら そいつを奴の額に向け アンプリファイ繰り出して 玩具箱 まるでひっくり返した様な妄想が どうしようもなく くだらない僕に強い風を 送ってるんだ 嗚呼いつか 都市機能がもはやダウンして 君を黒い摩天楼から救い出していけ 最上階 まだ性懲りもない君がいるのなら 答え探しの日々なんて サヨナラ 愛していた 過去の傀儡になっていると 気づいたなら 誰の指図も受けないで 自ら飛び出して