白くて淡く 白くて清い 毎日歩く 同じ道 早足で辿ってゆく 最短距離で 誰より早く 規則正しく よりみちせずに 前だけみつめて 春の朝のような ざわめく毎日だったなら 白くて淡く 白くて清い 時々ふっと力抜けて 水の中おちてゆく ずっとずっと深く さあ霧の波をかきわけ 見えてきた湖 目をこらしてごらん ここまできたよ ああ いつでも帰れる 見慣れたあの町 霧の向こうで 待ってるから いつでもおいでよ 安心の電車 運ばれてゆく 交わる動線 ぶつかることなく たんたんとこなす てぎわよくうごく 一日の中 無駄はなくして 午後の風のような ゆらめく毎日だったなら 軽くてなびく 軽くてうかぶ たまにはすっとまぶた閉じて 輝く水面みてみる もっともっと深く さあ霧の波をかきわけ 見えてきた湖 目をこらしてごらん ここまできたよ ああ いつでも帰れる 見慣れたあの町 霧の向こうで 待ってるから いつでもおいでよ