オレンジに汚される雲 風はそれを掃除してた ベランダには眺める僕 意味もなく寂しさにノック 明日、届く花は どんな色に咲くの? いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで、 ずっと待ってるから。 コウモリは街灯で迷い おかしな放物線を描く 空は悲しいほど 衰弱していくよ。 いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで、 ずっと待ってるから。 明日、届く花はどんな色に咲くの? いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで、 ずっと待ってるから。 もしも、いつか 朽ち果てたらこのベランダに、 ちいさくて白い花が咲くでしょう― 「待ってる。」