飛んでゆこうかそこの街まで 明日から運んだ風が吹いているぜ 思い描いたそこの街まで 真っ直ぐな土手と河原だ 何もないぜ 10年以来の付き合いのギター 抱えて旅立つ傷も増えたよな 風に吹かれ気の向くまま どこまで行ってしまおう 片道切符でもいいか 未練もないしな 飛んでゆこうかそこの街まで 愛する者憎む者もすべて置いて 夢にまで見たそこの街まで 違法に飛ぶ飛行船が あるのだぜ 10年以来の親友たちは 申し訳ないがここに残るとよ いつの間にか気が狂った どうにもこれじゃいけない 一人だけで行かなくては せいせいするだろ 飛んでゆこうかそこの街まで 明日から盗んだ夢をバラ撒いて 思い描いたそこの街まで 黄金色の飛行船だ 飛び乗って