アンタヰトルド (feat. 鳴花ヒメ)

歌詞

きゅっと 優しく重ねられた指が ちょっと 強く握られた 外は革命の狼煙が 『全ての恋路に未来を！』 ちょっと 「人の道」外れた恋が どうも 私たちの道騒がしくします 「静かにさせて欲しいのに」 気付いたら二人で飛び出してた プラットホーム 「二人逃げましょう」と！ 触れて二人きりの逃避行 いっぱいの希望を汽車に寄せて 二人きりで結わえた夢が 醒めてしまわないように 揺れて二人きりの逃避行 曖昧な理想を引っ張って動きました まだタイトルのない語る人もない 二人だけの話 一歩 誰も私たちを知らぬ どこかしら終着へ 汽車は北へ進みました すぐに白に染まりました きっと 北の果ての地なら雪が 全てを包み 込んでくれることでしょう 「静かにさせてくれるかな」 車窓がいつからか 何もかもを白く埋める 「少し怖くなってました」 跳ね回る鼓動で火照った手を 握り締める 「指が火傷しそうね！」 揺れて二人きりの逃避行 北へ雪閉ざされた道へ 二人きり手のひらの熱が 焦げてしまわないように やがて北国の扉が開きました 曖昧な視界を突っ切って進みました いま私の目には 白しか見えない！！ 白く白く駆けて駆けて 冷たい空気が喉に甘く 息が上がる声が漏れる 赤い顔がおかしくて笑い合う 白銀はすぐに橙へと染まる ストーリーは斜陽の先へ これから誰にも知られない 名前のない物語