君が涙ポツンと落とした日 街では もう春のセーターが店先に 並んでいた 街はまだ冬の名残り 風は冷たい 君が窓を開けてぼくを呼べば やっぱり振り向いてしまう 君の涙が雪に変わって ぼくの肩に落ちた < ♪ > 君から借りたノートを 返したその後で 二言三言かわした言葉がぎこちない 「卒業」なんて言葉はとても嫌いさ 君と悲しみ 君と笑った学生時代も終わり ボタンダウンのシャツもそろそろ 着れなくなってくる頃 < ♪ > 下りの汽車の時間が気にはなるけど 野球帰りの子供達の声 にぎやかな午後のひととき 暦の上ではもう春なのに まだまだ寒い日がつづく