Track by風
別れた人には京都が似合うと 初めて気付いた木屋町通り 古い都への出会いとはいつも こうして始まるものでしょうか いつか いつかこんな時が来るねと 君は 君は遠い空を見つめて つぶやくように言った いつもにぎやかな四条通りにも 悲しい目をしたひとがいる 嵯峨野のあたりに沈む夕陽さえ 急いで僕からにげてゆく 何もかもが僕に背中を向けて 僕は 僕は一人取り残されて しまったような気がする