退屈なこの空がページをめくる時 偏屈にもよく似た列車が駅に着く プラットホームのノイズで誰の声も 聞こえない だからサヨナラの電話も 掛けずに飛び乗った ぐにゃぐにゃと歪む奇妙な夜が 流れていく 待ち合わせは明日の朝 名前の無い駅の どこかにあるという クエスチョンマークの前で 君の思う場所へ僕も向かうだろう 時計も 持っていない僕たちだったとしても 疑問符かかえた姿を見て笑いあうよ 特急はてな号に乗って 街灯りさえも 見えない 真夜中のトンネルの向こうへ 特急はてな号に乗って ポケットにしまっておいた鼻歌を 闇に投げた 遠くへと離れるほど 近づいていくものは何だ? そんななぞなぞの様な夜明けを 手に入れた 答えはいつだって見えそうで 見えない 心の隅のほう 逆さまに書いてある 昨日とはまるで食い違ってる ページなんだ すべての予感は理由もなく足を 急がせる 特急はてな号に乗って 街灯りさえも 見えない 真夜中のトンネルの向こうへ 特急はてな号に乗って ポケットにしまっておいた 鼻歌を間に投げた