参宮橋駅の改札で 君が出てくるのを待ってる いつも決まって一番最後に 照れくさそうに出てくる 二人で過ごす時は一瞬で 踏切を渡って見送る 泣きそうな顔を見せないように 君がそっと手を振る 線路の向こう 君に気の利いた言葉 言えたならよかったのに 今年も雪の無い冬が来て 独り 灰色の空 見上げた 次会える日を指折り数えて 春翠の息吹を待つ 二度目の桜もすっかり散り切って 一緒に見たかったなんてね 笑って無邪気に駆け出していく 多分そんなところが好きだったんだ 今年も暑すぎる夏だねと 二人 花火の夜空 見上げた 盗み見た横顔が ねぇどうして 悲しそうに見えるの? 人混みの中 歩く帰り道 突然そっと泣き出す君の 手を掴んで抱きしめたら 未来は変わってたのかな 君がいない秋の山手通り いつもよりも寒く感じる 今年も雪の無い冬が来て 違う明日へと歩いてゆく 愛しい日々は思い出のままで 新しい夜明けを待つ 春翠の息吹を待つ
