三日月の夜に そっと光る海 祈りの宛てのあの船は 遠く遠くなって 紺色の空 誓いの海を揺らす波 砂に書いた 消えるように 「どうか…。」と祈っても 誰が届けられるだろう いつでも離せるのに 繋いだ左手 繋ぐ右手 生命線を守る指は 触れても消えないままである 約束はないまま 見つけたもの 疑うよりも信じることが 難しい世界で 三日月の夜に 大きく帆を張った あの船にも いつか届くといい 昔、散っていった あの星にも いつか届くといい いつでも離せるのに 続いた今 続く未来 月明かりに翳した手は 映っても消えないままである 目印はないまま 聞こえるもの 探すよりも気付くことが 難しい世界で 生命線を守る指は 触れても消えない ここにある 約束はないまま 見つけたもの お揃いの始まりが繋ぐ音 巡った世界で出会えた信じるもの 流れていく中で今までは本当 繋いだ音は 空に揺れる旗 ここならきっと 届けられるだろう