差し出された手のぬくもりは 触れてはならない禁断の果実 ささやかなしあわせを拾い集めて いつもあなたの背中ばかり 追いかけていた あなたとあの日 出逢わなければ こんな痛みは 死ぬまで知らなかっただろう 許されるならもう少しだけ あなたの傍で眠りたい 赤い鎖に絡めとられて 二人は深く沈んでゆく 罪の欠片を そっと胸に抱きしめたままで あなたとあの日 出逢わなければ こんな涙は 死ぬまで流さなかっただろう 許されるならもう少しだけ あなたの傍で眠りたい 記憶の彼方わたしを呼んでいる 愛しい声に包まれて 許されるならもう少しだけ あなたの傍で眠りたい 赤い鎖に絡めとられて 二人は深く沈んでゆく 自ら望んだ 終わりのない この運命(とき)を生きる