ふたり 冬の海を見に行くなんて どれくらい久し振り 会社にまで電話かけてきて ただ「逢いたい」と言うだけて 何となくわかったの さよならするときだと そう私はわかるの あなたの低い声で 二年前に あなたがくれた 皮の手袋も久し振り 車の中薄暗がり あなたの表情がつかめない 何となく感じたの さよならするときだと そう あなたのことなら 大低すべては気付いてる 泣いたりはしないけど ふたりとも昔より 少しだけ大人になったはず 冷たい風吹き続けて あなたの言葉さえ聞こえない ちがうの ただしばらく 何にも聞こえないふりしたいだけ わがままは言わないわ ふたりとも昔より 少しだけ遠くになったみたい いま…‥ 予報どおり 粉雪が降り出した ドライヴの帰り道 車の中薄暗がり あなたの表情は忘れない さよなら 手を振るとき気付いたのよ 手袋を忘れたと