Track by比屋定 篤子
深い深い海のみどり 舟は流れて 南へ向かう 今わかり始めた記号(ことば)は 私を誘う 不意におりたつ 眠りの淵で ふと耳をくすぐる あなたの口ずさむ唄 甘く薫る呪文を となえても たえまなく夜は うつろいで 長くうねる迷路を たどっては あの日に戻る <♪> めぐり移る季節を 追いかけて にじむ光の その果てに 消えても 誰もしらない めまいの景色 今とき放たれる 心の声よ響け 風よわたれ 扉ひらいて