凍えた街にひとり立って あの日の声を思い出す 離れた気持ちの行き先さえ まだ上手く掴めないまま 手の中で震えているのは 伝えられなかった優しさ 冷たい風に触れるたびに 言えなかった言葉が滲む 君の名をそっと呼んで 空に浮かぶ光を見上げる 流れ落ちた涙の中で 少しだけ前を向けた気がした 交差点に響く足音が 胸を締めつけて離れない 戻れない日々のそれぞれが 今も心を揺らしていく 遠ざかる季節の中で あの頃の温度を探してる 手を伸ばせば触れられそうな 記憶だけがそばにある ためらう気持ちを抱えながら 歩き出す理由を探してた 冬の匂いが深く染みて 胸の奥が静かに痛む 凍えそうな夜の中で 君の笑顔を思い描いた 隠していた涙を越えて 少しずつ歩けるようになる
