記憶に誘われて いつか過ごした景色へ 枯葉の香りから覗く雑踏 吐息が揺れる 人ごみの中に キャンバス抱えた君 いないはずの影にそっと 温もりが溢れてゆくよ 君のいた街 今も覚えてます 響く鐘の音色に ふたり恋をしたね 君の願いが どうか叶うように ひとり瞳の奥で祈るよ 未来地図を広げ 期待に色彩載せて 同じ明日の先へ 語り合って 歩いていた日々 理想と現実の 分かれ道は突然に 繋いでいた指の隙間 君の迷いが見えた 街角の隅で 小さく筆をとって 夢を描く瞳 ずっと 誰よりも知っていた だから… 君は君へと どうか歩き出して 僕は僕の 行くべき場所へ旅立つから 諦めないで 君は辿り着ける 僕の分まで 描き続けて 澄み渡る空気のように白い日々に 滲んださよなら 君のいた街 今も覚えてます 響く鐘の音色にふたり 寄り添って 恋をしてたね 夢に夢見ていたね 君の願いは叶ったのかな 華やかな街で