君は何か言いかけてまた 呑み込んでしまった アスファルトに滲む 赤い傘を見送った 君の欠けた心の音が がらんどうの胸に響いて 24/7 ずっと鳴り止まなくて 何ひとつもう手につかないや 電話越しの沈黙は 5ms のラグの向こう 深呼吸が溜息みたいに 君に届かないように 雨音だけが響く夜に 祈るように僕は目を閉じる ナイトシフト 止まったレコード 止まない雨に微かな呼吸の音 優しいだけの沈黙を 君が破るその瞬間を 雨音の向こうに 耳をただ澄ませながら待ってるんだ 真空だらけの台詞を積み重ねて 君の夜に灯り点そうとしたって すぐに消えてしまう 君が見た夕暮れすら 僕はまるで知らないんだ 5msが今は 越えられないガラスの壁 新しい季節が来る前に 消えかけた思い出を探し タイムラプス 迷路に落ちてく 窓の外に古いヴァイナルのノイズ 君に伝えるはずの言葉を 見つけて迎える夜明けを まだ信じていたいけど 雨上がりに響く君の声を Felt so lonely inside you I'll be weeping over you 今夜欠けた月が 黒い雲の上で揺れている 雨音だけが響く夜に 祈るように僕は目を閉じる ナイトシフト 止まったレコード 止まない雨に微かな呼吸の音 柔らかくなっていく静寂を 君が破るその瞬間を 雨音の向こうに耳を ただ澄ませながら待ってるんだ