今、あなたの世界が 狭くて退屈だったならいいのに。 こんな私にも気付けるくらい そんなこと、間違っても言えない 遥か先を見つめるその瞳に 輝くのは他の誰か 私じゃ届かない光 出会えてよかったんだと 言い聞かせるけれど 裏腹な思いが溢れてくるよ ただ好きでいられたら それで良かったのに いつしか いつしか それ以上を願っていた 風がそよぐ窓辺で あなたと今見つめ合えたとしても 繋ぎ留めるのは言葉じゃないと わかってる、だからこそ苦しい 強く優しいのにどこか寂しそうな その笑顔が揺らぐときに 守れるのは私じゃない 終わらない夢の中を さまよう迷子のよう 気が付けばあなたを探しているの ただ見ていられたなら それでいいなんて 嘘だよ 嘘だよ 私に気付いてほしい あなたを知らない 見えない世界へ ねえ誰か私を連れ戻して こんな愛おしさも狂おしい痛みも 知らないままでいたかったな 誰かじゃ意味がないの たった一人でいいの あなたに届くように叫んでいるよ ただ好きでいられたら それで良かったのに いつしか いつしか 終わらない8月の夜を さまよう迷子のよう いつだってあなたを探しているの ただ見ていられたなら それでいいなんて 嘘だよ 嘘だよ 私に気付いてほしい