やわらかな風 ふわり触れてこころ揺らした 遷ってもぜんぶ憶えてる はなびら 導かれて 待ちわびた今 きっと巡りあえる ふたりなら 紅く色づいてく想い膨らんで 咲き零れたら すなおなきもちを伝えるよ あなたに声を届けたい 偲んでも変わりゆく時が切なくて 切り取ってしまいたいよ まだすこしだけ ここにいてほしいの そんな夢をみてる 花はうたう 時が過ぎても 変わらずにずっと咲いてたい あいわらずだねと笑うあなたは 見慣れなくて 訪れた今 やがて巡りゆく 景色(いろ)のなかで やさしく降り注ぐ祝福の雨が 虹を架けたら きらめく雫が照らしだす 途すじは遥か続くよ 追いかけた御姿 彩なす光が 隠してしまっても またすこしずつ 紡いでゆけるの そんな日々をうたう 花でありたい 幾度目の春を迎えたとしても あなたに届けたくて 香りたつの この先も… 紅く色づいてく想い膨らませ 飛んでゆくから 変わらないきもちを伝えるよ あなたに声を届けたい 流る時のなかで たとえ離れても 忘れたりしないよ ただ愛しくて そばにおいてほしいの そんな夢をうたう 花でありたい そんな日々のなかで 花はうたう