たった一度のあのキスが 忘れられないの 何年経っても トワイライトに浮ぶ白い月が あの日の貴方に なんだか似てる気がするの 続きがないから綺麗に収まった 数ある夜の内の一つ 宙ぶらりんな私に 痺れ切らした空 雨を降らした 珍しく二人 飲みに出歩いた 柄にもなく貴方酔っていたから 本当はあの頃好きだったよ なんて 口走ってしまったの 貴方の肩を濡らしてく雨粒 まるで私の様で 胸が痛くなったのです たった一度きり重なった唇 ずるい人だわ なんて ぼんやり思った熱帯夜 もう一度って言えなかったのは この線超えたら 戻れなくなる気がしたから もう一度って言えなかったのは この線超えたら 涙溢れる気がしたから お酒のせいかな何か溢れたかな 聞きたいこと沢山あるけれど 起きながら同じ夢見たことにしよう 今だけ指絡めて しれっと日常に帰ろう たった一度の あのキスが忘れられないの 何年経っても トワイライトに浮ぶ白い月が あの日の貴方に なんだか似てる気がするの もう一度って言えなかったのは この線超えたら 戻れなくなる気がしたから もう一度って言えなかったのは この線超えたら 涙溢れる気がしたから もう一度って言えば良かったな キスの先で 貴方どんな顔したんだろう もう一度って言わなくて良かったな 心の奥に鮮やかに色褪せないから たった一度のあのキスが 忘れられないの