自分と自分で糸電話。 机に伏して世界を聴き逃すんだ。 おやすみ、光は雪のように。 ノートの上に降り積もった。 閉じる瞳、茹だる視界。 不当で不遜な言葉も 公式に当てはめて、 何もかもを僕ら、解き明かして。 夢で聴いた音楽だとか。 もう忘れてもいいよな。 たまに泣いたっていいよな。 イコールじゃ交われなかった君と 僕を、 ノットイコールで結んだんだ。 不完全な屋上、古びた校舎。 僕はここから 堕ちることしかできない。 それでも、まだ。 花の形の手のひらが背中を 押すのは、 とおい天国のさらに向こう。 地獄はきっとこのローファーの黒。 人肌の美しさ、 一夏に降りつづけろ。 一斉に一生に一度の音が鳴り 出したんだ。 リリックも音階もついてこれない。 非常階段浮遊の青空教室に、 告解室でかくれんぼ、だろ。 遊べない毎日じゃ、 大人にはなれないよ。 くだらないだけでは終われない。 滑り台から砂金に塗れて産まれ 落ちたんだ。 それだけなんだ。 それだけなのに、 なにが欲しいんだ。 奪わないから、奪わないでくれ。 もうこれ以上僕に話しかけないで。
