まだ寒い2月の中に探した温もりが 冬を濁した今日に生ぬるく居座って 綺麗じゃない曇りの空に 君のことだけを映して らしくもなくやけに言葉に詰まる 忘れたくなくて 雨を降らしてみたんだよ そういえばあの日は雨だったねと 君が思い出しやすいように 会いたいに相対した 何かに躍らされて 分かり合えたことさえも きっと無かったことにする 綺麗なままの記憶の君を 確かに愛したことだけ 僕だけは僕だけは 忘れないでいるから 曖昧な答えで許し合えた僕たちを もう何処にも行かないように 繋ぎ止めておくよ 忘れたくなくて 雨を降らしてみたんだよ そういえばあの日は雨だったねと 忘れないで 曖昧な答えで許し合う僕たちが 色褪せる心配もなく 続いていけばいいな