入道雲が 道をふさぐ エラそうにどんどん膨らんで 青空の地図 ボクは味方に せせらぎの元を目指す 婆ちゃんの言う通りならば そこに七重の滝があり 見たこともない でかいイワナが 悠々泳いでるらしい 風が運ぶ匂いは ツンとした杉と炭の匂い 揺れる熊笹たちは 応援の旗のようで この目で見たい この手で触れたい ドキドキ高鳴ってくばかり 知らなかった元気が出てる ただここにいるだけで 岩に登れば はるか下には 出発地点の学校が 婆ちゃんたちも 昔こうして 探検しに来たのかな 透き通る水の中 魚たちがシュッ!と動く いつから流れてるのか 命を生み守りながら 叫んでみよう 歌ってみよう ワクワク声に出してみよう 好きな人の顔が浮かぶよ ただここにいるだけで そうここにいるだけで