「君の空を僕にくれないか?」 優しく抱かれて そう言われた気がした 硝子の鳥 落ちればお仕舞 休みなく羽撃くしかない だけど翼はためく度 砕ける欠片 キラキラと あなたの名を呼び鳴く もう別れることも 手を繋ぎ続けることも 出来ないのかもしれない だけど夜明けは蒼く 2人の行く手を遠く 茨のように甘く縛る 君の空を僕にくれないか? 君がいつも空に探す星は どれだろうか? 君の月は君の行く道を 遍く明るく照らしている? 迷いやしないか? 委ねていい? 爪弾くその指に 邪魔にならない? この手をとって生きても? でもわたしは誰の ものにもなりたくない このドアから手を放せず このまま、 眠らないで 寄り添って待とうか ぼやけて探して 見つめていた朝焼け わかりかけて明日へ迎えられぬ 畏れ多きゆめを手に わたしは歌った 君の空を僕にくれないか? 優しく抱かれて そう言われた気がした 開きかけて向こうへ抜けられる 保障のないドアを背に わたしは迷った あなたを選べずに わたしは歌っていた 迷う夜道に1人 つきあかりにあなたを 思って忘れないと 答えだけ用意して 答えの代わりにして わたしの代わりにして 抱き上げて 歌う歌を 抱き上げて