あの空に散りばめた 欠片をなぞって 不器用な指先で 走り書いた地図 気がついたら あなたを探してしまうから 雨が降るその前に 歩いて帰ろう 音もなく消えてしまいそうな その背中にまだ あと少し もう少し 手を伸ばしてみたくて 涙の夜を辿れば あなたを見つける軌跡になったよ もう一度 色褪せないサヨナラを これでよかったと 笑っていたくて 思い出は時々 残酷なようで 空っぽなこの部屋を 撫でる朝焼け 失ってしまうことが 運命(さだめ)と言うなら 失くさない抱え方 教えてくれよ こんな時どんな顔すればいい? どんな声でまた 笑えばいい? 泣いたらいい? わからなくなるんだよ 涙の夜を辿れば あの日の言葉が胸を刺すだろう もう一度 色褪せない花束を それは小さな光になったよ あなたが笑えばそれだけで 歩き出すための術になる 喜びも悲しみも共に唄おう 特別じゃなくたっていいんだよ 誰かになんてならなくていいんだよ そんな顔しないでよ 「もういいんだよ。」 涙の跡を辿れば あなたを見つめる理由になったよ もう一度 色褪せないサヨナラを 告げるだけで それだけで 最後の夜を唄えば この涙はもう辿れないから もう一度 色褪せないサヨナラを あなたはそこで 笑っていて欲しい 迷わずに今 迎えに行くから 星を辿って