おかえりの響かない 部屋からスタート 明日も今日もきっと同じです 君といた僕はいない ただいまも意味がないけど まだすさぶ 明日は何を着ていこうか 気怠い朝に君はいない 着飾った分だけ思い出が重いから 背伸びして買ったものも 今じゃただの布切れさ 洗濯機を回して仕舞えば 君の匂いが次第に消えて あの日のように グシャグシャになってしまうかな 乾燥機を回して仕舞えば 明日からは綺麗になれそうです なんて無理な話だから 新しい服を買った お門違いのラブソングばかりで荒む 明日も今日もきっと安直な 言葉が流行るのでしょう ただいまも意味がないけど もう癖になっているんだ 明日は何を着ていこうか 別になんでもいいか 重ねた時間だけ 深く染み付いてるから 不思議な模様に広がった この心は二度と描けない 選択肢を間違えなければ 今でも思い出を身に纏って 新しい匂いを吸い込んで 生きてけたんだろうな 感想文に収まるような 昨日なんて生きてはいないわ それでも明日は来るから 新しい服を買った 心に纏った君は まだ脱ぎ捨てられぬまま