触れた手の温もりだけ くれた目の輝きだけ 持っていればほらね なにも怖くはなかった 私が私でいられるのは あなたといたその証は 奪えないから たえず幸せが過ぎるくらいなら 徒然にそばにいてほしい あなたからそっと頷くなら この旅は終わりかな なにげない仕草に馳せる それはそう、 旅路の果てで振れる手の行先 目をそらして、いま それもすべて私の惰性 だけど見つめてた つないでいた その私に嘘はないから たとえ ありふれた日々に過ぎぬとも 気づかずにそばにいてほしい なだらかに老いてゆけるのなら この旅は続くから このままで そよぐ風のむかうまにまに 行き止まりは はじまり 咲いて散るそのあいだに 私はなにを待ちわびるの? いっそ、道づれに たえず幸せが過ぎるくらいなら 徒然にそばにいてほしい あなたからそっと頷くなら この旅は、終わりかな 終わりかな