ネオン滲む深夜二時 ヒールの音がアスファルトで跳ねる 誰も待ってない部屋に コンビニの袋をぶら下げて帰る 冷めた心に響くお腹の音 財布の中小銭ばかり チルドのパスタ、チョコアイス それだけで救われる夜もある ひとりきりの帰り道でも 「生きてる」って思いたくて 夜コンビニでアイスをかじる 甘さひとつで今日を生き延びる 満たされない空っぽの心 それでもまだ明日を欲しがる スマホの光に目を落とし 誰かの投稿に少し嫉妬して 冷たい炭酸喉を流し込めば 一瞬だけ笑える自分がいる 孤独ごと抱きしめながら 「生きたい」って叫んでる 夜コンビニでアイスをかじる 甘さひとつで今日を生き延びる 寂しささえ熱に変えて 欲望こそが私を動かす 誰かに認められなくても 奪われても失っても この小さな欲が 明日を繋いでくれる 夜コンビニでアイスをかじる 涙の味も混ざって甘い 喰らいついて走り続ける 欲望こそが生きてる証
