僕らは足に 神様がくれた 羽根の付いた靴を履いてさ 深い森を縫って 届けに来たんだ 細やかな贈り物を ほら 寂しげな街に祝祭を もしも君が今を愛せるのなら 何度だって僕らと 演奏会をしよう 洗い流せない憂鬱も 騒ぎ立てて掻き消して 取り戻せない歳月を 許す為の今が あるんだとすれば祝祭を もしも君がそれを望むのなら 何処でだって僕らと 演奏会をしよう どうせ最後には この歌さえ歌えない どうせ僕らには 君の声も届かない どうせ最後には 君の顔も思い出せないとしたら 今くらいはどうか 僕に見せて もしもいつか全て消えて行くなら それまでは僕らと 演奏会をしよう 神様がくれた 羽根の付いた靴を履いて また君を迎えに行こう