硬く 冷たい 帰り道の上 やたらと踵の音が響いてる 虚しい気分が 散らばった星のひとつが 弾けて消えていく あんな言葉の受け止め方は知らない 揶揄う空気が立ち籠めた教室 そこには居ないよ 影が落ちていても ひとりぼっちの道で踊る 誰にもあげない 僕は僕のもの 傷が痛くても笑って遣り過したげる その方が ほら 後で惨めな僕に 会わずに済むから いいよね 軽いジョークに本気で声を荒げて 不思議そうな顔に 血の気が引いていく 悪いのは誰だろう いや どうでもいいか 踏み外しているのもお互い様 誰にもあげない 僕は僕のもの 思慮の乏しさも 愛してあげるよダーリン それじゃさよなら 隠して立てた中指 またひとつ 弾けて 消えていく 誰にもあげない 僕は僕のもの 傷が痛くても笑って遣り過したげる その方が ほら 後で惨めな僕に 会わずに済むから いいよね それがもう 僕ではなくとも ひとりぼっちの世界の上 心は正しさを信じて踊ってる 痛かったのはもうどこかも解らない 誰も知らない人