肌寒い春の日曜日 車に揺られて 遠くを見てる 渋滞の環七 ひざの上 頼りないしぐさ ピュアなまなざし 悲しいさよならの闇の中 心に大きな穴 あいたまま 見るもの全部が モノクロで 泣いても泣いても 涙が出るの 名前も知らない小さな命 目の前にあらわれた あったかくて(いとおしい) なつかしい(恋しくて) 戸惑いながらそっと手をのばす もしも願いがかなうなら 空を超えたい いますぐ会いに行きたい 忘れられないぬくもりに 気づけば何故か笑って泣いてました 遠くの空から陽がさして アラームかけずに 目が覚めました 廊下で寝そべる 後ろ足 ベランダのみどり赤いてんとう虫 雨上がりの道を散歩して ため息がひとつづつ減りました 色鮮やかに よみがえる 思い切り水たまり飛びこむの なんにも知らない小さな奇跡 どうしてここにきたの きみはきみ(そのひとみ) 誰でもない(わかってる) でもこんなにも近くに感じるの めぐりあえたこの偶然に 感謝しています 本当にありがとう 色のない心の中に 気づけば明かりがぱっと灯りました もしも願いがかなうなら 教えてほしい 強く生きてゆくこと おちこむこともあるけれど このまま泣いて笑って歩いていこう