生まれながらの才能のことを 神様からのギフトと人は 呼ぶらしいけれど 僕のはちっちゃい箱だな リボンもなくて色だって地味で みすぼらしいその箱が なんか恥ずかしく 後ろ手に隠していた 最初に空を飛んだ鳥は 翼を広げた格好で どのくらい助走をつけて 地面を蹴ったんだろう 自問自答きっとそこには 答えがないことを 意外と前に気付いてたかも 悩んでる自分に酔っていた 明日に架かる橋は もろくも崩れそうで 今行かなくちゃ 駆け抜けなくちゃ 心さえ軽やかに行けたら <♪> どこかで僕を悪く言う声 耳を塞いでやりすごしてた それでも聞こえる なんだ自分の声じゃないか 夢に重さはないんだけれど 言い訳ばかりなすりつけて やっかいなものを 背負っている気になってる 鳴り止まぬ歓声を浴びる 人は遠い世界さ どうせ どうせ自分なんかって思う その度にギフトが 少しは自分にも 期待してみたらどう?って 意外にうまく跳び出せるかも 想像よりもやれるかも 信じてみることが 甘いかどうかなんてさ 自分の舌で舐めてみなけりゃ がっつり噛みつかなきゃ分かんない <♪> 月夜に浮かぶ街のシルエット 真っ黒な壁のようにそびえ 呑み込まれないうちに そっと人知れず 抜け出してみせる 威風堂々ぎゅっと 胸にギフトを抱いたままで 箱の中身が飛び出す時を 今や遅しと待っている 明日に架かる橋はもろくも崩れそう 今行かなくちゃ 駆け抜けなくちゃ 心さえ軽やかに行けたら <♪>