頭の奥の方で 誰か言う 流れて行くてを阻むのは 誰? 壁づたいの闇 照らしたなら 広い のこされてる のこされてる ものは? 全部デタラメな世界だ ちょっと長めの夢だからなんて 顕微鏡をのぞき笑う 誰か つめたい雨に起こされた 窓を打ちつける風に ゆらゆら舞う ガラスの海に溺れた月 くだらないおしゃべりの隙間には たまに吹き抜ける風が はらはら舞う 雨音はやく ガラスの向こう側に写る顔 覗けば入れ替われそうだけど 生きる 針のような孤独 自分の場所 探す いびつな世界 ゆがみを今 正す いつかかわした合い言葉 全部忘れられたままだ きっときっかけならいつもそこに あった 心の中に閉じ込めた もう一人のあなたなら くよくよせず 歩みを進めてゆけるかな? さりげない夜風のささやきに なぜか寂しさは募る はらはら舞う 心は揺れる 「どこまでもゆけるよ」 「どこへ?」 「流れては行き着くものさ」 秘密の窓際 あなたならできる どこまでも 見守っている つめたい雨に起こされた 窓を打ちつける風に ゆらゆら舞う 心の闇を切り裂くように 絶え間ない押し寄せる日常に あきらめに似た強さを 明日はもうすぐそこにある 明日はもうすぐそこにある