こうしてヒカリは生まれてくる 何万年も昔から 遠くて離れて見えるものは からっぽの時たち 揺れては返す闇の船が 弧を描いた 戻らぬ森を嘆くように 月は消えた 走れひたすら ためらいの奥へ 空に駆け巡る星たちも滲んで 儚いな どうして私は 生まれて来た 名前も知らぬまま きっと今なら わかるけれど 誰にも言えない 朝が来るのが 怖い夜は やがて終わり 日は照らす模様 まぶしい人 ここへ来たよ 歩め ひたすら どこまでも ゆけ 溢れる涙と笑い携えて 二人は 望む呼吸を ふみ出す勇気を 小さなかけらなのに 思う すべては 果てないな 走れひたすら ためらいの奥へ 空に駆け巡る星のたちもにじみ 薄れた 望む呼吸を 生き抜く勇気を 探しあぐねて まだ足りない 続くんだ 昇る日は