上書きされていく君にはもう この声は響かないかな 僕が教えた歌詞の意味さえ 今頃忘れているのかな 涙を流しながらキツく抱き締めた 朝方すら遠い昔 換気扇の下燻る言葉 その瞳は遠くを見つめ 君の描く理想の未来に 僕の居場所はきっとないんだろ 今は今と受け流してた 不満達が二人に牙を剥く 熱の冷めていく感覚が 君を徐々に覆いつくして ほつれた糸じゃ もう二人を結び直せないな たらればばかり垂れ流した夜に 一人寂しく果てて 「僕を忘れないで」だなんて、 ワガママだよな フォルダの中笑いあう二人 簡単に消せない消せるわけもない あまり写真撮らない僕らだったから 一つ一つがやたらと綺麗に見えて ふざけた寝癖小馬鹿にする 柔らかい声ももう聞こえなくて 特別が日常に成り下がってく 僕らは二人じゃいられなくなったな 上書きされていく君にはもう この声は届かないよな 他の特別と笑い合っている その横に僕はもう戻れないかな 熱の冷めていく感覚が 君を徐々に覆いつくして ほつれた糸じゃもう 二人を結び直せないな たらればばかり垂れ流した夜に 一人寂しく果てて 「僕を忘れないで」だなんて 「忘れないで」だなんて、 ワガママだよな