Track by天国旅行
エレベーターで爆音が鳴っている 下降する速さで思い出していく 暖かい風に触れていたころの 透明な水の中の心 古い化粧台の前で電気を消して 灰色の影の本当の姿を確かめている レースのカーテンは 忘れないためにいつも揺れている それぞれの明かりが アスファルトに反射する ページをめくるように 合図を出すように 標はいつまでも俺を 俺を 俺を待っている