雁首揃えて天邪鬼な背中 そんな素振り見せもしないで 青空になった 水底から 見つけてきたみたいにそんな科白 ずっと頼りにしていた 丁寧過ぎるくらいに設ていた 紙みたいに分厚い自意識と 見逃してしまった打ち上げ花火 丘の上で僕は震えている 結末を知りたくて両手を 伸ばしていた ターニングポイントどこにあったか 思い出せなくても 景色は今日の日にも何気なく 過ぎていく 欠けているその在処をずっと引き 摺っているけど 浮かべなくても愛するために ただ走ってきたんだよ じきにわかるだろう 君は笑っていた 生来持ち合わせたその純粋さで 居場所なんて無いって 決めつけてんだろう 僕にも 見えていないビジョンに会いたいな 幻想でも愛するために ひたすら続けてきた 手の届く範囲で いずれはわかるだろう 君は笑っていた 君は笑っていた