あの日遊んだ公園 今はもうなくなっていたんだ 後に残るものは何もなかった 君がくれた青いボールペンは 今はどこにしまってあるだろう 埃被った思い出の中かな わからないや 色褪せていく僕らの記憶 その色だけがあの日のまま 見ないフリをした 君の赤く染まったその耳を 気づけなかったんだ 自分の気持ちの意味とその痛みに 今も頭の中巡り続けている あの日の夢がずっと僕を 放さないでいる いつか歩いたこの道 今はもう綺麗になっていた 覚えているものは何もなかった 君がくれた青いボールペンも もうインクが出なくなっていたよ それでも捨てることはできなかった なぜだろうか 「また明日」と一言ただ言えたなら 考えては今日も眠れぬまま 気づかないフリでいつも 誤魔化して逃げ続けていた わからなかったんだ 君が何を思っていたかなんて いつか忘れられる日を待ち 続けている あの日の夢は今でもまだ 覚めないままでいる 「過ぎた日々を思い返して、 傷を抉る毎日だった。 忘れられる日なんて来ないこと、 気づいていたんだ。 あの日君が口にしたのは、 紛れもなく呪いだった。 返すべき言葉、今なら多分、 分かる気がした。」 二度と 戻れないとわかっているけれど 心はいつの日もあの日にある 見ないフリをした 君の赤く染まったその耳を 気づけなかったんだ 自分の気持ちとその痛みに 気づかないフリでいつも 誤魔化して逃げ続けていた わからなかったんだ 君が何を思っていたかなんて 今も頭の中巡り続けている あの日の僕はずっと僕を 許さないでいる